デンシトメトリー分析装置スマート QC リーダーを導入しました
『スマート QC リーダー』を導入しました。
新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなどの抗原検査のキットの多くは、イムノクロマト法を原理としており、検査キットに出現するラインの発色の有無を目視により確認し、陽性もしくは陰性と判定します。
目視による判定であるため、ウイルス量が少なく検出感度下限付近においては、測定の環境的要因(部屋の明るさ・温度)や判定者の個人差によって視認できる色の強度(ラインの有無)に精度的な差が生じる場合があります。
かろうじてうっすらとラインが見えており、陽性か陰性か判断を迷ってしまうケースもあります。
この装置は、光学センサーによりライン発色を検出するデンシトメトリー分析装置であり、目視判定の検査キットの結果について、判定者に依存しない客観的な判定結果を得ることが可能となります。
測定結果は自動的にプリントアウトされるため、プリントアウトされた結果をお渡しすることができます。
新型コロナウイルス感染症に対する陰性証明になると思います。
現在、「クイック チェイサー SARS-CoV-2/Flu」、「クイック チェイサー Flu A,B」、「クイック チェイサー Adeno」、「クイック チェイサー Strep A」、「クイックチェイサー RSV/hMPV」が適応試薬として認定されています。
新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ・アデノウイルス感染症・溶連菌感染症・RSウイルス/ヒトメタニューモウイルス感染症の検査を行うことができます。
また、肺炎球菌やレジオネラの検出キットについても、今後適応試薬として準備されるとのことです。
す。
クイック チェイサー SARS-CoV-2/Fluのキットを用いて、鼻ぬぐい液・鼻咽頭ぬぐい液を検体として、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時検査を行いました。
結果は目視では陰性でした。
このキットを スマート QC リーダー に差し込みます。
インフルエンザも新型コロナウイルス感染症も陰性であるという結果が表示され、またプリントアウトされます。
キットに書いた名前がそのまま測定結果に印字されます。
カタカナで名前を記載された簡単なメモですが、検査結果をお渡しすることができます。
現在、2台揃えました。
3台あるPCR検査器「スマートジーン」とデザインが似ております。
発熱外来にはPCR検査器が3台、ドライケム抗原検査器が4台あります。
認められている症状や経過、状況から判断して抗原検査・ドライケム抗原検査・PCR検査をのいずれかを使用して検査を行っております。