コロナ関連ニュース―花粉症対策
日本耳鼻咽喉科学会のホームページにも掲載されておりましたが、
『新型コロナウイルス感染症流行中の花粉症対策』については、今シーズンは例年にも増して花粉症対策に万全を期す必要があるとのことです。
・花粉症があると新型コロナウイルス感染症:COVID-19に罹っているかどうか分かりにくくなってしまう。
→鼻水・くしゃみ・鼻づまり・嗅覚障害といった症状は花粉症でもCOVID-19でも見られます。
クシャミ せき 鼻水 熱
COVID-19 ○ ○ ○ ○
花粉症 ○ ○ ○ ×
発熱があれば医療機関へ受診を!
目のかゆみは花粉症には見られるものの、COVID-19ではあまり見られません。
・クシャミは1回で発生する飛沫量は咳の10倍以上!
周りへの感染を拡大させてしまうリスクがあります。
→クシャミはマスク必須でできるだけ下を向いて!
・花粉症では目や鼻のかゆみが出ます。
ウイルスが付いた手で目や鼻をこすると、粘膜を介してウイルスに感染するリスクがあります。
→目や鼻をかく前に趣旨の消毒を!
花粉対策メガネはCOVID-19の予防にもなるし、手で目を触って起こる接触感染を防ぐ効果があります。
写真左側:私もZoffのメガネを購入しました(^^)/
・花粉症があるとCOVID-19が重症化しやすくなるか?
→現状では花粉症によってCOVID-19が重症化しやすくなることはないと思われます。
・ステロイドは免疫を抑制する作用があるが、COVID-19が流行していても花粉症に用いられる鼻噴霧ステロイドを使用して良いか?
→鼻噴霧ステロイドはコロナ渦でも使用してよいというのが専門家の見解です。
一方で花粉症に対する飲み薬としてステロイドを使用することは、慎重に考える必要があります。
他の疾患でステロイドの内服をしている場合は、医師に相談せずに自分の判断で中止してはいけません。
・コロナ渦でも花粉症の根治療法である舌下免疫療法を継続してよいか?
→コロナ渦でも舌下免疫療法を継続しても大丈夫です。
・マスクについて
米国の医療機器などの認証を行うFDAが承認しているマスクでN95があります。
N95は使用に当たって息漏れがないかを確認するシールチェックを、着用の度に行う必要があります。
装着しているとけっこう苦しいので私はKN95を使用しています。
KN95はN95規格と同様の基準をクリアーしているマスクです。偽造品が多いらしく注意が必要です。
待合室、診察室、発熱外来棟に一台ずつ設置してある高機能空気清浄機 アースプラスエアー は室内空気を清潔にする高機能の業務用空気清浄機であり、抗菌・抗ウイルス・PM2.5、花粉に対しても有効であり、脱臭機能も搭載しています。