コロナ関連ニュース―中和抗体検査③
結果を目視で判定する定性検査になります。
IgG抗体が検出される窓には、
右側よりコントロールライン(C)、
抗Nタンパク質(N)・抗Sタンパク質(S)の検出ラインが表示されるIgG抗体検出部があります。
IgG抗体陽性例
抗Sタンパク質 / 抗Nタンパク質 両方陽性 : ワクチン接種歴・感染歴あり。
抗Nタンパク質 陽性 : 感染歴あり。
抗Sタンパク質 陽性 : 中和抗体を保有しており、ワクチンの効果がある。
抗Sタンパク質 / 抗Nタンパク質 両方陰性 : ワクチン接種歴・感染歴なし。
上記のように判定できますが、私の結果は写真右側のように、コントロールラインと抗Sタンパク質(S)が陽性 であり、この結果からは過去の感染歴がなく、中和抗体を保有しておりワクチン接種の効果が認められたことになります。
一度にSとN両方の検査を行うことができ、感染歴とワクチンの効果を判断できるので便利な検査だと思います。
ウイルス量の多い検体で抗原検査を行う場合は、検体滴下ウェルに滴下した数秒後に陽性ラインがクッキリと現れてビックリすることがありますが、今回はラインは初めは検出されず、ゆっくりと陽性ラインが出現してきました。