コロナウイルスワクチンの接種枠を拡充します
新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種枠を拡充します。
診療所における接種施設数の増加・接種回数の増加の要請を受けて、当院におきましても接種枠を拡充し対応してまいります。
現在、1~2ヶ月先の予約になってしまっている患者さまに対しても、少しでも早期に接種できるように予約を組み直す努力をさせていただきます。
かかりつけの患者さま以外の方も対応させていただきます。
接種を希望される方はお電話で予約してください。
私自身も医療従事者枠で蕨市保健センターにてワクチンの接種を受けました。
2回目の接種から10日間経過したタイミングで、当院で使用している新型コロナウイルス感染症に対する抗体検査COVID-19 IgM/IgG Duoにて検査を行ってみました。
結果は左側の写真の様にIgM抗体もIgG抗体も陰性でした。
新型コロナウイルスに罹患すれば、IgM抗体は発症から数日、IgG抗体はIgM抗体と同時か数日遅れて出現します。
文献で調べたところ、現時点でコロナウイルス感染症に対する利用可能な抗体検査は、スパイクタンパク質とヌクレオカプシドタンパク質の2つのウイルスタンパク質があり、それぞれのIgM抗体とIgG抗体を評価するものであるということです。
コロナウイルスワクチンはスパイクタンパク質をコードするように設計されているため、スパイクタンパク質の
IgM/IgG抗体に対する検査が陽性であれば、その結果は過去の感染およびワクチン接種を意味している可能性があるとのことです。
当院で使用している抗体検査はヌクレオカプシドタンパク質コードするように設計されているため、過去の感染には反応するが、ワクチン接種後に抗体が作られ免疫が獲得されているかどうかの評価には対応できないとのことです。
ワクチン接種後の抗体検査の臨床的有用性は確立されていないため、コロナワクチン接種後のコロナウイルスに対する免疫を評価するための抗体検査は、現在のところ推奨されていないとのことです。
調べたところ、アボット社が開発した新型コロナウイルス感染症のIgG抗体検査は、ウイルスが細胞に侵入する際に重要な役ウイルスのウイルスのスパイクタンパク質に対応し、ワクチンに対する免疫反応を評価し、モニタリングしているとのことです。
写真右側は、コロナウイルスワクチンです。
1バイアルから6人分用意することができます。
注射器の針は25Gというとても細い針で、長さは25mmです。