当院で施行できる検査
超音波(エコー)検査
超音波(エコー)検査について

当院では、超音波(エコー)検査を用いて体の中の状態をリアルタイムで観察しています。
痛みもなく、放射線も使用しないため、体に優しい検査として多くの方に受けていただいています。
検査できる部位と内容
当院の検査室(2階点滴室)にて、以下の検査を行っています。
- 腹部エコー:肝臓・胆のう・すい臓・腎臓など内臓の状態を観察
- 頸動脈エコー:脳へ向かう血管のつまりや血流の状態を確認
- 下肢動脈・静脈エコー:足の血流、血栓の有無(むくみや静脈瘤のチェック)
- 甲状腺エコー:甲状腺の腫れ・しこり・炎症などを確認
- その他の表在エコー:皮膚の下のしこりなど、浅い部分の確認

使用機器:GEヘルスケア LOGIQ P6
検査の流れと所要時間
- 診察後、医師の指示により超音波検査が必要と判断された場合、検査室にご案内します(予約の場合は後日となり、直接検査へご案内となります)
- 検査部位にゼリーを塗布し、プローブという機器を当てて画像を観察します
- 検査時間はおおよそ15~30分です(部位や目的により異なります)
- 検査は男性技師(臨床検査技師)が行います
痛みやリスクについて
痛みは基本的にありません。
ジェルが冷たく感じることはありますが、身体への影響はありません。
放射線を使わないため、妊娠中の方も安心して受けられます。
よくあるご質問
Q. 服は脱ぐ必要がありますか?
A. 検査部位によっては肌を出していただく場合がありますが、必要最小限の範囲で対応し、タオルで覆うなど配慮いたします。
Q. 結果はいつわかりますか?
A. 検査後、担当医がすぐに画像を確認し、診察時に結果をご説明いたします。
検査を受ける際の注意点
以下の点にご注意ください
| 検査部位 | ご協力いただきたいこと |
|---|---|
| 腹部 | 食後すぐは見えづらくなるため、絶食や食事時間の調整をお願いする場合があります |
| 頸動脈・甲状腺(首周り) | ネックレスやピアス等のアクセサリーは外してご来院ください |
| 下肢(足の血管) | 足の付け根まで観察するため、上までまくれる緩めのズボンまたはスカートが望ましいです。難しい場合は脱衣していただき、タオルをかけて配慮しながら検査いたします |
腹部エコー検査

腹部超音波検査(腹部エコー)について
「なんとなくお腹の調子が悪い」「健康診断でひっかかった」——そんなときに活躍するのが**腹部超音波検査(エコー)**です。
痛みや放射線の心配がなく、安全で手軽に内臓の状態を調べられる検査です。
検査でわかること
腹部エコーでは、以下のような臓器の状態を観察できます
- 肝臓:脂肪肝、肝腫瘍、肝硬変など
- 胆のう・胆管:胆石、ポリープ、胆のう炎など
- すい臓:腫れ、のう胞、腫瘍など
- 腎臓:結石、水腎症、のう胞など
- その他脾臓、腹部大動脈、膀胱なども観察します。
体内の臓器をリアルタイムで観察できるため、症状の原因となる見た目上の変化の有無をスムーズに確認できます。
検査前の注意点

腹部の状態をより正確に観察するために、以下の準備をお願いします
- 検査当日は食事や間食を控えてください。牛乳やジュース類、ミルク入りのコーヒーなどもお控えください。(どれくらいの時間控えるかは予約時説明があります)
▶食後は一部臓器が収縮してしまい、病気との区別がつかなくなったり、消化によるガスや内容物の影響で、臓器が見えづらくなることがあります。
検査の流れと時間

- 予約のかたは直接、診察後必要になった場合はそのまま検査へご案内します
- 検査室(2階点滴室)で、上腹部を出していただきます
- ゼリーを塗ってプローブを当て、臓器を観察します
- 検査時間は15〜30分程度です(状況によって時間は変わります)
頸動脈エコー検査

頸動脈超音波検査(頸動脈エコー)について
「最近、物忘れが気になる…」「健診で血圧やコレステロールが高いと言われた」そんな方に行う検査が、頸動脈超音波検査(エコー)です。
首の血管を調べることで、脳梗塞のリスクや血管の老化の程度をチェックすることができる、安全で痛みのない検査です。

検査でわかること
頸動脈は、心臓から脳へ血液を送る大切な血管です。 この検査では、以下のような状態を確認できます
- 動脈硬化の進行度
- 血管の狭窄(せまくなっている箇所)
- 血栓(血のかたまり)やプラークの有無
- 血流のスピードや方向
これにより、脳梗塞や動脈硬化の予防・早期発見につながります。

特に検査を受けた方が良い方
- 高血圧・糖尿病・脂質異常症(コレステロールが高い)などの持病がある方
- 喫煙歴のある方
- 健診で心配な項目があった方
- 脳や心臓の病気を予防したい方
年齢を問わず、将来の健康のために知っておきたい情報が得られる検査です。
当院では医師の診察で必要な方に検査を行います。
検査がご希望な方は診察時ご相談ください。

検査前の注意点
- 検査時首のアクセサリー(ネックレスやマフラーなど)は外して頂きます
- 特別な食事制限はありません
検査の流れと時間
- 検査室(2階点滴室)で、ベッドに仰向けで横になります
- 首にゼリーを塗り、超音波プローブを当てて血管の様子を観察します
- 検査時間は 10〜15分程度 です
※診察の上で必要があれば当日そのまま実施することもあります
甲状腺エコー検査

甲状腺超音波検査(甲状腺エコー)について
首の前側にある小さな臓器「甲状腺」。 ここが腫れていたり、しこり(結節)があるときに行うのが、**甲状腺超音波検査(エコー)**です。
痛みや被ばくの心配がないため、安心して受けられる検査です。しこりの有無や大きさ、内部の性質などをリアルタイムで観察できます。

検査でわかること
- 甲状腺の腫れ(腫大)や形の異常
- 良性・悪性の可能性がある「しこり(結節)」
- のう胞(液体の袋)の有無
- 慢性甲状腺炎(橋本病)やバセドウ病に伴う変化 など
甲状腺の異常は、ホルモンバランスや体調不良の原因になることもあるため、正確な画像での確認が大切です。
特に検査を受けた方が良い方
- 健診で甲状腺の異常を指摘された方
- 首の腫れや違和感、のどのつかえ感がある方
- 甲状腺ホルモンの数値に異常がある方
- 家族に甲状腺疾患のある方
当院では、医師の診察で必要と判断された方に検査をご案内しています。 気になる症状がある場合は、診察時にお気軽にご相談ください。
検査前の注意点
- 検査時首まわりのアクセサリー(ネックレス、マフラーなど)は外して頂きます
- 食事制限は特にありません
検査の流れと時間
- 検査室(2階点滴室)にて、ベッドに仰向けで寝ていただきます
- 首元にゼリーを塗り、超音波プローブを当てて観察します
- 検査時間は 10〜15分程度 です
※診察の上で必要があれば当日そのまま実施することもあります
その他『表在エコー』や『下肢動脈エコー』・『下肢静脈エコー』など、医師の診察によって必要が生じた場合にさまざまな部位の検査を行っています。
糖尿病・貧血検査
糖尿病の迅速検査
■HbA1C値

■尿中アルブミン値



レントゲン検査

レントゲン検査は、体の中の様子を写真にする検査です。
主に、骨や肺などの状態を調べるときに行います。
写真を撮るだけなので、痛みはありません。
検査の時間も数分程度で終わります。
放射線を使いますが、体に影響が出ないよう、必要な分だけを使っています。
安全に配慮して行っていますので、ご安心ください。
服に金属(ボタンやファスナーなど)がついていると写真にうつりこむことがあります。
そのため、着替えをお願いすることもあります。
検査中に体の向きを変えたり、息を止めるようお願いすることがあります。
またお子様でも怖がらないようにお部屋も工夫しています。
すぐに終わりますので、安心して受けてください。
呼吸機能検査
呼吸機能検査(肺年齢):スパイロメトリー
呼吸のときの呼気量と吸気量を測定し、呼吸の能力を調べることをスパイロメトリーとよんでいます。
換気の機能を調べる基本の検査です。
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■通常、次の測定を行います。
①肺活量(VC):空気をいっぱい吸入して、いっぱい吐いたときの量です。通常、年齢と身長によって計算した予測正常値と比較し、%肺活量として表します。肺の呼吸全容量です。
②1秒率(FEV1.0%):肺活量を測定するときに、最初の1秒間に全体の何%を呼出するかの値です。肺の弾力性や気道の閉塞の程度を示します。弾力性がよく、閉塞がないと値は大きくなります。
■この2つの指標を使って、肺の換気の障害を拘束性と閉塞性および両者の混合性の3つに分けます。
(1)拘束性障害:肺活量の低下は、呼吸する肺の組織が減少したり、胸膜の病気などでみられます。
①肺の弾力性の低下:肺線維症、じん肺、間質性肺炎など。
②胸部の拡張の障害:古い胸膜炎。
③呼吸運動の障害:筋肉、神経の病気。
(2)閉塞性障害:1秒率の低下が主な病気です。
①気道閉塞:喘息、慢性気管支炎、びまん性細気管支炎。
②肺気腫:慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、とくに近年多くなっています。




内視鏡検査
経鼻内視鏡検査

経鼻内視鏡はこんなに細い!

鼻からの内視鏡は直径わずか5.9mmの極細スコープを使用します。
口からの内視鏡の直径は9.4mmですから、半分強の細さです。
鉛筆よりも細いのです。
「ゲェー」となる嘔吐感がない!

従来の経口内視鏡の場合、スコープが舌の根元に触れるため、咽頭反射による検査中の嘔吐感がつきものでした。
嘔吐反射というのは、かぜなどで医師がのどを診察する際、舌圧子で舌を押さえたときに起こる、「ゲェー」となる反射のことです。
これに対し、経鼻内視鏡の場合は、鼻から押入することで、スコープが舌根に触れにくいため、こうした嘔吐感はほとんどありません。
それ以外にも、スコープを押入する際の困難感や窒息感がほとんどないことなどのメリットがあります。
医師と会話ができる!

検査の最中も、苦しくなく、リラックスできて、落ち着いてモニター画面を確認しながら、医師と話をすることもできます。
医師も患者様とモニター画面をいっしょに見ながら、具体的に説明することができます。
すぐに日常生活に戻れる!

体への負担が軽く、疲労感が少なく回復が早いため、検査が終わったあとに少し休めば、すぐに日常生活に戻ることができます。
車の運転、仕事、家事は気分が悪くなければすぐにOKです。
飲食は30~60分後からOKです。
これまで、忙しくて検査が受けられなかったという人も、午前中、あるいは午後の数時間を空けておくだけで、気軽に検査を受けることができます。
当院では、全自動洗浄消毒器を使用した内視鏡洗浄消毒システムを導入しております。
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当院では、消化器内視鏡の感染制御に関するマルチソサエティ実践ガイドに推奨されている、高水準消毒液 "過酢酸製剤" を用いて内視鏡の洗浄・消毒をしております。

当院では、スタンダードプリコーション※の概念に基づき、使用後の内視鏡は感染の可能性のあるものとして扱い、全数高水準消毒を実施しております。
※スタンダードプリコーションとは、すべての湿性生体物質は何らかの感染性を持っている可能性があるという概念です。
今後も安全かつ良質な内視鏡医療の提供に努めてまいります。
水虫検査

足のゆびの皮や爪をほんの少し採取し、特殊な液体を付け、顕微鏡で観察します。
上記画像の半透明の線状のものが水虫の原因である白癬菌です。
CT検査
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CTを搭載した重量約20トンのトラック(Mobile CT)が、定期的に来て駐車場に停車し、頭部・胸部・腹部・四肢などのCT撮影が可能になりました。
エコー検査と併せて検査の適応がある場合には、検査を行っていきたいと思っております。
お気軽にご相談してください。
骨粗鬆症検査
骨粗鬆症とは!(どんな病気?)
骨粗しょう症は、鬆(す)が入ったように骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。骨がスカスカになると、わずかな衝撃でも骨折をしやすくなります。
骨粗しょう症は、がんや脳卒中、心筋梗塞のようにそれ自体が生命をおびやかす病気ではありませんが、骨粗しょう症による骨折から、要介護状態になる人は少なくありません。なかでも寝たきりの状態になると、QOL(生活の質)は著しく低下せざるを得ません。
生涯を健康に充実に過ごすためには、血圧やコレステロール値を気にするように骨密度の値にも気をかけ、定期的に検診を受けたいものです。
| 健康な骨 密度が高く丈夫 |
骨粗しょう症の骨 内部がスカスカでもろい |
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|---|---|---|
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MD(エムディ)法

X線を使って、手の骨と厚さの異なるアルミニウム板とを同時に撮影し、骨とアルミニウムの濃度を比べることによって測定します。
骨粗鬆症検査の流れ

骨祖鬆症検査(骨塩定量検査・MD法)を施行するために、撮影条件をセットします。

カセッテの中央にアルミスロープをセットします。

患者様の左手とアルミスロープを同時にX線撮影します。

デジタル化した画像データから、人差し指の第2中手骨とアルミスロープの陰影度を比較して順次、骨塩定量を算出します。

計測後、すぐに骨塩計測レポートがモニター画面に表示され、プリントしお渡しすることができます。
心電図検査
心電図検査について

心電図検査は、心臓の電気的な活動を記録することで、不整脈や狭心症、心肥大、心筋梗塞の兆候などを調べる検査です。 痛みや被ばくはなく、数分で終わる検査のため、気軽に受けていただけます。
検査でわかること
- 心拍のリズムや速さ(不整脈の有無)
- 心筋梗塞の兆候
- 心肥大の可能性
- 心臓の電気信号の伝わり方の異常 など
特に検査を受けた方が良い方
- 健診で「心電図異常」を指摘された方
- 胸の痛みや動悸、息切れがある方
- 高血圧・糖尿病・脂質異常症など心疾患のリスクがある方
- 心臓病の家族歴がある方
症状がなくても、生活習慣病がある方は定期的な検査をおすすめします。
検査前の注意点
- 胸に電極を貼付するため、ワンピースやボディースーツは避け、上下分かれた服装でご来院ください
- 足にも電極(クリップ)を挟むためタイツなどで足首が隠れる場合は脱いでいただく場合があります
- 腕時計・指輪・ネックレスなどは、検査部位から外していただくことがあります
検査の流れと時間
- 1階処置室にて、ベッドに仰向けで寝ていただきます
- 女性看護師が対応いたしますのでご安心ください
- 胸と手足に電極を装着し、数秒間記録を取ります
- 検査時間は数分程度です
血管年齢検査
動脈硬化検査(血管年齢)

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動脈硬化検査について

動脈硬化検査を受けられた方へ
動脈硬化の早期発見のために定期的に検査を受けましょう!

24時間心電図
ホルター心電図検査

携帯型心電計を用いて長時間心電図を記録する検査です。
来院時に行う心電図の検査では見つけることができなかった、不整脈や狭心症発作の有無などを調べることができます。
超小型防水ホルター心電計で、世界最小、最軽量、防水なのでお風呂に入ることもできます。
入浴中の心電図は、心血管事故の予防、早期発見に有用です。
温かい浴槽にゆったりと浸かっても大丈夫です。
また睡眠時周期性心拍数変動を計測することができ、睡眠時無呼吸症候群が存在するかどうか推定する一助として活用できます。

感染症検査

感染症検査について
当院では、発熱・咽頭痛・咳・鼻水・下痢などの症状がある方に対して、迅速検査キットやPCR検査を用いた感染症の検査を行っています。医師の診察に基づいて必要な検査を行いますので、まずは診察をご受診ください。
実施している主な検査
迅速検査キット(数分〜15分で判定)
その場で結果がわかる、スピーディな検査です。 以下の病原体に対応しています。
- インフルエンザウイルス
- 新型コロナウイルス(抗原検査)
- マイコプラズマ
- 溶連菌
- アデノウイルス
- RSウイルス
- ヒトメタニューモウイルス
- 帯状疱疹ウイルス(専用キット)
症状や経過によっては、検出率が下がることがありますので、発症からの時間もお伝えください。
PCR検査(高感度・高精度)
確定診断が必要な場合、または検出感度が重要な場合に行います。 結果は後日(原則翌日以降)のお伝えとなります。
- 新型コロナウイルス(唾液・鼻咽頭ぬぐい液)
- インフルエンザウイルス(唾液・鼻咽頭ぬぐい液)
- ピロリ菌(胃液採取によるPCR)※要内視鏡
検査の流れと場所
- まずは診察(医師の判断)を受けていただきます
- 検査は症状や発症時期に応じて医師が選択します
- 1階処置室または感染外来エリアにて検体採取を行います
検査前の注意点
- 検査当日は解熱剤を服用せずに来院いただくと、より正確な診断に繋がります
- 検体の種類により、鼻から綿棒を入れる検査や唾液の提出があります
- 咳が強い方は、マスクを着用し受付にお申し出ください
よくあるご質問
Q:子どもにも検査できますか?
→はい、年齢に応じた検査方法を選択しています(保護者の同意が必要です)
Q:検査の費用は?
→症状がある場合は保険適用となります。無症状・陰性証明目的の場合は自費となることがあります(受付でご確認ください)
睡眠時無呼吸
睡眠時無呼吸症候群の検査

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは睡眠中に10秒以上の呼吸が停止、つまり無呼吸が1時間あたり5回以上繰り返される病気です。
主に、いびきや昼間の眠気、熟睡感がない、起床時の頭痛などの症状があります。
また、SASは生活習慣病と密接に関係しており、放置すると生命の危険に及ぶこともあります。
また、SAS特有の眠気は交通事故を起こす危険もあり、早期に適切な治療をすることが大切です。


MRI
MRI検査
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